去年、いやもしか一昨年のある日。
いつも野菜を仕入れに行っている「あかま里山農園」さんからご馳走になった豆乳。
あかまさんが「うちの爺さん作ったの!ももちゃん飲んでみて!」と。
うわーーーーー!!
なにこれ
今まで飲んでた豆乳はなんだったのか(スーパーで買っていたもの)
豆の香りが鼻からはいり、脳の細胞までじんわり風味がゆき届くような
「まぁるい味」。
あっという間に飲み干した。
その後、お爺さんにつくり方を教わる。
大きな鍋いっぱいに作っている。
ちゃんと分量を計っているのかわからない。
けど、お爺さんは「だいたいこんなもんだ」といつもの勘でつくっているようだ。
でも毎回ちゃんと美味しいのができる。
それはやはり
豆のちから。
大地のちから。
人の手のちから。
豆乳をつかったレシピは世の中に数あれど、
でも私は「豆花」をつくってみる。
シンプルに豆腐でもいいのだけど、ここは台湾好きの自分にとってはチャレンジ。
今まで何度も何度も試行錯誤。
この現在でも完璧な完成は正直、ない。
ちょっとした温度差や混ぜ方で出来がちがったりする。
失敗も数しれず。
けど、本来の豆の味は変わらない。
豆の味は大地のエネルギーを吸収して大きな栄養となる。
今回このような形で大豆の生産者のあかまさんと
出来上がるまでの工程を動画にできたのも
偶然の流れでもあり必然でもあり。
そして
素敵に収めてくれた親愛なるクリエイターチームのおかげ。
おてんと様があって
大地があって
人の手があって
口に入るもの、すべてが恵み。
そして
人とのつながりは、すべての事柄を手繰り寄せて紡いでいく
有形無形の大切な産物。
すべてに関わるあの方達の
熱い後ろ姿を見て、そう思うのです。