夏も近づく八十八夜頃はだいぶ過ぎたでしょうか、
五月末の休みの平日、車で小一時間の旅。
ここ栃木県大田原市は隣県近く、ちょっと行けば茨城県に入ります。
茶畑が広がる奥久慈。
大のお茶派のわたしにとってはここはシャングリラ。
尋ねた頃は茶摘みの真っ最中でした。
新茶は渋みも角がなく、フレッシュで水色もほのかに黄色がかって、まあるい味。
茶工場から出来立ての新茶を試飲させていただきました。
いつか奥久慈のお茶も仕入れできたらいいなと思います。
久慈郡大子町にある、築百年以上の町屋をオーナー自ら一年がかりかけて再生したという
「Daigo Cafe」さんにも立ち寄り、ショートトリップ満喫。
店内は奥久慈名産のお茶はもちろん、林檎を使った商品、蜂蜜などもあり、若い人が創りあげたらしさの「素敵な古さ」が満載のとても落ち着いた、よい雰囲気のカフェでした。
わたしの故郷にも、栃木にも、全国どこにでも街を愛する若者がいて、その大事な動脈となるような存在がカフェであったりするわけで、やっぱりその存在はなくてはならないものだなあ、とつくづく思った帰り道でした。