いつもお仕事上でも、そしてプライベートでも親しくさせて頂いている、
「浜の暮らしの はまぐり堂」さん。
目の前に広がる美しい海、浜。
石巻市 蛤浜の集落にある民家を改築し、カフェを開いたのが2013年の3月。
はまぐり堂さんのファンの方ならきっとその立ち上げからのストーリーは知ってるはず。
いろんな事を経て……と、正確にはそんな一言で表しては申し訳ないほどのたくさんの物語があります。
わたしは、その2013年頃は震災の痛手を抱えながらも仙台、そして翌年には栃木に居住を移したりして、
地元石巻を意図的に離れて生活をしていました。
はまぐり堂さんのうわさは栃木にいる時にも人気の声は届いていて、
石巻に戻ったら絶対行こうと決めていたカフェ。
古民家のぬくもり溢れる広々とした空間、目の前にはすこーーーんと抜ける海の風景。
背景の山々。潮の香り。
その風景の中で頂くあったかい心籠もったごはん。
そして、何よりスタッフさん達のいい笑顔。。。
たくさんの人がその魅力にハマったようにわたしも一度でファンになりました。
憧れのカフェとしてわたしの中でダントツの地位にあり、
オーナーさんとお話できただけでもドキドキ、スタッフさんとコミュニケーション取っただけでウキウキしたり、
あのカフェ全体から発する大きなオーラみたいなものにすっかり魅了されてしまいました。
今は、こうして時を経て、光栄な事に親しくさせていただき、時には自分の悩みを打ち明けたり、
共通の話で盛り上がったり、鍋パーティーしたり、お花見したり、泊まりに行ったり(もちろん前の話)
経年して培っていく関係性を、大人になった醍醐味として消化できる今を有り難く心に留めています。
たくさんの出会いやお付き合いのたび、年齢、世代を問わず、学ぶ所、新しい発見、感性をいただく事が多いです。
「あぁ、こんな風に考えるの目からウロコだ!」とか「今日こんなお話聞けて本当によかった」と思えること、
彼らのどこまでも前向きなスタンスやポリシー、未来への妄想話に一緒にワクワクしたり、
お会いするたびに刺激を受けております。
なんだかんだ、こうしたお付き合いを経て、ずっと前から「ももぐり」でなんかしたいよね!
の話から有言実行の流れとなり、わたしはちゃっかりとその計画にのせて頂く形で、有り難い事に
今回の「ももぐり茶箱」発売!となったわけです。
だいぶ流れの話が長くなりましたが……。
今……
たった数ヶ月前には思いもよらなかった世界中の大きな変革の時となり
自分たちの生き方、本質、何を大切にすべきかが誰の胸にも問われていると思います。
同じ業種として、または異業種としても
いろんな新しいカタチの繋がりの大切さを改めて実感する毎日。
決してひとりじゃないです。
誰かのおかげで自分が居て。
わたし達(あらゆる地域で起こった自然災害で)は、
あの時、マイナスから再構築しました。
また必ず乗り越えられます。
何を大切にすべきか。
そして、どんな事をすれば自分のしあわせ、ひいては周りの人のしあわせに繋がるのか。
人生の大きな宿題を突きつけられている期間と捉え、
日々、自分の歩幅で探しながら歩いていきたいと思います。
はまぐり堂さんのOnline shopはこちらから→https://hamaguridou.shop/
ホームページ → https://www.hamaguridou.com/
◆5月1日に記入した文章を編集した箇所がございます。