水道橋駅を降りて、本郷一丁目あたりにあるこの「忠弥坂」。
この坂の上に丸橋忠弥の槍の道場があり、忠弥が慶安事件で捕らえられた場所にも近いということでこの坂の名前がついたようです。
御茶ノ水から水道橋あたりの文京区は坂もいろいろあるようで、歴史・坂マニアにはたまらない場所でしょうか。
わたしも人生の坂(と、いうよりある意味崖でしょうか)を途中休憩しつつ、風景を眺め楽しみながら
まだまだ登っている最中なのですが。
この登り切った先に、去年の秋から通い始めていた北京中医薬大学日本校があります。
人生、半世紀近く生きているといろんな転機が訪れるものです。
ここ数年、なにかずっと感じることがあり、本質を掘り下げるべき学びの期間だと捉え、集中的にいろんなことを吸収しています。
それは、勉強もそうですが、人が発する言葉だったり、訪れた先の空気感だったり、自分をとりまくすべてを感じとり学ぶ期間だと。
今までは、
ただなんとなくぼんやりとやり過ごしてきた事は実は、とても重要だったんだよと気づかせてもらい、
この数年であらためてそれを確認する作業をさせてもらっているような、そんな日々です。
いつまでも、頂上まで辿りつけないくらいの坂道を、転びながらでも登っているほうが自分の性分として丁度いい。
もう少しがんばって、この忠弥坂を上り続けます。